INTERVIEW

2018.01.12UP|インタビュー

9月の石川県加賀市での梨生産体験コースは収穫真っ只中でした。参加者の皆さまは、幸水という種類の梨の収穫と選果を体験。どんな体験になったのか、お2人の参加者インタビューです。

体験参加者インタビュー Tさんの話(女性・20代)

梨生産体験参加者の多並さん

今回の体験に参加しようと思ったキッカケは?

自然が好きなので、田舎に行きたくて農業をしたくて、来ました。高校生の時、農芸高校で家畜をしてたんですけど畑も耕したりしてて、面白かったんです。今回この体験で3回目なんですけど、2居住をしたいなって思ってます。

2居住というと、季節によって居住地を移動する暮らし方ですね。なぜそう思ったんですか?

1回目に加賀に来た時「楽しい!いいとこや!」ってなって、でもいきなり、移住してずっとここで暮らすんは厳しいかなって思ったんですけど、まずは、2居住やったらやりたいなって思って。大阪でも農業やってるんですけど、そっちが暇な時にこっちに来たりとか、梨農園が忙しい今の時期だけ3〜4ヶ月こっちにいて、暇になったら大阪帰る、みたいなのがしたいんですよ。大阪には友達おるっていうのもあるし、大阪でやってる野菜も面白いんですよ。でも加賀も楽しいし、じゃあ"いいとこどり"できないかなっていう感じ。

加賀のどこに惹かれましたか?

人は優しくてあたたかいし、のどかやし、道路も綺麗ですし。大阪の街は汚いじゃないですか、ごちゃごちゃしてるし、ビル高いし、人多いし。加賀は大阪にも行きやすいですしね。

参加した感想を教えてください。

ひとことでいうと「楽しい!」ですね。常にニヤニヤしてますもん。今回、梨の箱詰めでもニヤニヤしすぎて組合長会長さんに「お前ニヤニヤしてる」って言われたくらいです(笑)梨とか大阪で触れないじゃないですか。梨が実ってる感じも面白いし、どうやってなるんかなっていう過程も面白いし、梨が出来てそれを収穫っていうのも嬉しくて笑顔になってしまいますね。自然に接してるのが、もう楽しいんです。

これから農業をやっていくんでしょうか。

そうですね、いつか農家に嫁げたらなって思います(笑)あと、若者が農業畑離れして跡取りが減っているじゃないですか。それがちょっと悲しい。若者が継がないと野菜作れないじゃないですか。2居住して、そういうのも伝えられたらなって思ってます。

体験を検討中の人に何か一言お願いします。

何も迷わず飛び込んで欲しいですね、いい所やから。もちろん合う合わんはあると思うんですけど、とりあえず1回来てみたら、いい所も悪い所も見えるし。それにやっぱり人が優しいですしね、食べ物もおいしいし、ぜひ来てもらったらいいと思います。

体験参加者インタビュー Aさんの話(男性・20代)

加賀の梨生産体験参加者さん

今回の体験に参加しようと思ったキッカケは?

最初は日根野の畑に体力作りのために通ってたんですけど、だいぶ動けるようになってきて、外泊とかもあまりしたことなかったんで、そういう事で興味を持って来ました。これから農業でやっていけたらなぁと思っていて、日根野の方では野菜中心で、こっちは梨、果樹やから全く別の事なんで、だから果樹の事を何か知れるかなと思ったのもあります。

農業にはなぜ興味を持ったんですか。

子供の頃から親が生協とか行ってたんで、有機農業とか健康とか食生活とか、そういうのには興味があって。あと周りに自然が多かったんで、それでですかね。

梨生産体験をしてみての感想を教えてください。

すごく楽しめました。気候も良かったですし。涼しい風が吹いて、喉乾いたら梨食べて。作業の中ではやっぱり収穫が楽しかったですね。

大変だったことはありますか?

大変なのは選果ですかね。どんどん流れて来るんで。両脇にある箱に梨を詰めてフタをして送る、そうしてる間に別の方にも流れて来て…って。他のラインも見て、溜まってる所があったら手伝いに行ったり、自分の所だけじゃなく全体も見渡しながらっていう感じで、作業が忙しくて。初めてやったからっていうのもあるけど、大変でした。それでも楽しかったですけどね。

体験を検討中の人に何か一言お願いします。

農繁期とか収穫の時期とかに来ると、やっぱり楽しいと思いますよ。梨を収穫できるっていうのは、一番わかりやすく面白いです。

参加のキッカケや動機はそれぞれですが、お2人とも体験を楽しんでもらえた様子。加賀での体験は基本的に毎月行っています。気になる方はぜひご参加くださいね。